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8月2日 人工透析開設20周年感謝のつどい ご報告


 人工透析開設20周年感謝の集い講演会    (いざよい会共催)

  「より良い暮らし・まちづくりと本別」
        -現代の公益を考える-

 平成20年8月2日(土)午後4時~/本別町北1丁目 本別町中央公民館大ホール

  ○講 師 東北公益文科大学 教授 小松隆二氏
  ○共 催 本別町、本別町国民健康保険病院


 「夢のあるまちづくりと本別」 と題して、公益学ご専門の小松隆二先生がお話しくださいました。先生は、庄内の地域に根差した大学を開学されました。それは、大学つくりではなく、まちづくりの一環として大学を作るというものでした。現在は、町民と大学をさえぎる門はなく、町民に開放されていて、図書館利用率は全国ナンバー1だそうです。

 “公益”という言葉はこれまであまり聞いたことがありませんでした。“公益”は非営利なサービス活動をさしていて、人間の活動のひとつで、それと私益が相対する言葉、私益は経済活動で自分のための・自分に有利に考えることとお話しくださいました。
 先生が育った山形の庄内は「公益の故郷」といわれていて、日本一の大地主がいたところ。その大地主は砂防林のクロマツ林、堰、用水路をつくり、町民に差別なく使わせていたそうです。その水路は現存し今も活用されているそうです。また、その大地主は家憲に①陰徳②積善③公益を掲げていたそうです。庄内は古くから「公益の碑」がたくさんある地方だそうです。

 先生がその庄内で学んだことは、①人は土台があってなりたつ、足場、拠点としての地域や地方は大切②まちづくりの意義と必要、学問はよりよい暮らしを目指しているもので、すなわち幸福を目指している。所得も大切だが、まちづくりがあって初めてよりよい暮らしがある③公益の大切さ、理念に大切なのは公益ということ。

 公益は、古くは資産家が、今は国民誰もができる、そして自分にかえってくる時代、だれもが公益の担い手になれる時代。地方の方がまちづくりをしやすい。町長、行政、町民が同じ目標をもって、公益の心、人間にしかできない思いやりの心をもつことで、夢のあるまちづくりは可能とお話しくださいました。

 まちづくりは総合的なもので、商店街・駅前の活性化だけでなく、住宅街、道路・街路樹、学術・文化エリア、スポーツ・余興エリア、農業・里山エリアなどの整備があって、よりよいまちになること。まちづくりの基本原則は、自分を超える公益の視点を前提に①町民本位・町民が主役②全員参加③目的・目標の明確化と共有④行政・専門家・町民の協働・協創であるとお話しくださいました。

 公益、自分を超える思いやり。人間にしかできない家族をこえた思いやり。忙しさの中で自分を振り返る貴重な時間を過ごすことができました。
 小松先生ありがとうございました