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2010年4月のいざよい会、ご報告



 『アメリカ臨床留学の体験について』

    
講師  本別町国民健康保険病院 内科医長
               
                 竹本 尚史 先生


日時 :4月15日(木曜日)/場所::本別町総合ケアセンター2階
 

 今回のいざよい会は、昨年より内科医長として活躍されております竹本尚史先生を講師にお迎えして「アメリカ留学体験」をテーマにお話いただきました。

 先生は、家庭医という、専門の資格をアメリカで取得されています。家庭医療学とは、年齢を問わず全ての患者に対して継続的で総合的な医療を提供する医学の専門分野で、それは、年齢、性別、病気、身体の部位をとわず、医学的知識以外に家族構成、コミュニティー、予防医学、健康促進に関する知識に基づくもの。すなわち、医学の何でも屋さん。

 アメリカの医療保険は、日本のような国民皆保険制度は無いので、原則個人で加入していて内容もピンキリ。4人家族で年間200万円から400万円かかる。会社勤めの人は、会社が8~9割負担してくれる。個人経営の人は全額個人負担・・・・キビシイ~          医療制度は、多くの保険では、まず自分の主治医(家庭医、総合内科医)を選ぶ。何か身体の異常があったら主治医にかかる。緊急以外は予約制。一般疾患の7から8割は家庭医がカバーすると言われ、残りの専門性の高い疾患は、専門医に紹介するが、再び家庭医のもとへ帰ってくる。その患者のことを一番よく把握している医師が家庭医であり、ゆりかごから墓場までともいえる。

 アメリカの医師は、まず、4年制大学をオールAの優秀な成績で卒業後、ボランティア等の様々な活動をして内申点を上げて面接、試験で高得点をだす。そこで晴れて医学校へ入学、4年間の医学教育を受ける。卒業後、専門医を取得するために、各科の研修医コースへ入る。研修終了後、専門医を取得する。専門医資格を持っていないと、保険会社と契約できず医師として収入を得ることができない。

 先生が働いていた、Genesys Regional Medical Center(アメリカ ミシガン州)は、病床数430,契約医師数730名!!面積は東京ドーム41個分。スケールが違うな!そのほかのお話は、アメリカと日本を比較した良いところ、悪いところを盛りだくさんの興味深いお話で説明されました。ところ変われば品変わるとは言うものの医療制度や教育背景には驚きでした。そしてどのような縁に導かれたのかわかりませんが、デキル家庭医の竹本先生に後光を感じる私でした。先生ありがとうございました。また、お話きかせてください♪