電話: 0156-22-2025
FAX: 0156-22-2752

 

2009年8月のいざよい会、ご報告



 『遠視、近視、乱視のお話』

 講師 帯広厚生病院 眼科 主任医長

               中村 靖 先生


日時 :8月13日(木曜日)/場所::本別町総合ケアセンター2階
 

 今回のいざよい会は金曜午後の眼科外来でとてもお世話になっております、帯広厚生病院眼科主任医長の中村靖先生を講師にお迎えして「近視、遠視、乱視、屈折異常のはなし」をテーマに講演いただきました。
 眼の構造、どのようにピントが合うのか、網膜より前方にピントが合うのが近視、後方に合うのが遠視。遠視には眼球の奥行きが短いためにおこるものを軸性遠視、レンズの屈折力が低いものを屈折性遠視がある。子どもの遠視は内斜視になったり、弱視になったりする。矯正は眼鏡やコンタクト。乱視はどこにもピントを結ばないもの。これも矯正は眼鏡やコンタクト。近視の原因はよく分かっていない、遺伝的要因、環境要因が考えられていて、成長とともに眼軸長が長くなり、このため学童期に近視は多くなる。偽近視(仮性近視)は毛様体筋(ピントを合わせる筋)が異常に緊張して一時的に近視になった状態で、点眼治療で改善する。ワックという治療があるが永続的な効果はない。近視の矯正方法の主なものは、眼鏡とコンタクト、コンタクト使用時は定期検診ときちんとした洗浄管理が大切で、怠ると内皮細胞に悪影響を与えたり、感染症がひどくなったり、最悪角膜移植しないと治らない状態になることもある。近視は他にオルソケラトロジー、Lasik(レーシック)などの方法がある。オルソケラトロジーは、特殊なデザインのコンタクトレンズを用いて角膜の形をかえ近視乱視を一時的に軽減、あるいは消滅させてしまう治療。Lasik(レーシック)は手術で角膜を削る治療。手術のリスクは低くなったが、長期予後は分からない、近視の強い人は緑内障や網膜剥離になりやすいなど問題がある。老眼は加齢による調節力の低下でおこるもので、老眼鏡やコンタクト、手術による多焦点眼内レンズの挿入がある。いずれにしても、定期検診とコンタクト使用時はきちんとした管理が大切。
 とても分かりやすいお話でした。ありがとうございました。